予防処置について
3~6ヶ月に1度定期検診を行うことを
おすすめします
歯医者さんでの治療が終わり、このように言われたことはありませんか?
治療が終了したのに、「なんで定期的に通院しなければならないの?」と思った方も多いと思います。
この疑問にこれからお答えします。
CONSULTATION
こんな場合はご相談ください
- むし歯を予防したい
- 定期検診をしてほしい
- 口腔内をクリーニングしてほしい
- フッ素を塗ってほしい
- むし歯がないか診てほしい
など
FEATURES 当院の予防処置の特長
予防処置の必要性
歯は削れば削るほど
悪くなる!?
「むし歯になっても、削って治療をすればよくなる」このように考えている方は多いのではないでしょうか。ですが、歯は治療すればするほど悪くなります。そして、一度、治療した歯を再治療する際には、さらに大きく歯を削る必要があります。この再治療のサイクルを繰り返してしまうと、最終的には削る歯もなくなり、抜歯、そしてインプラント・入れ歯・ブリッジの流れをたどることとなってしまいます。治療後、むし歯再発とならないために、予防・メンテナンスの正しい知識を持ち、少しだけこれまでと違う行動をとることが大切となります。
Point01
歯磨きだけではむし歯・
歯周病は予防できない!?
「毎日、歯を磨いているのにむし歯・歯周病になるのはどうしてですか?」患者さんからよく聞かれる質問のひとつです。その理由は、歯磨きをしていても除去できないバイオフィルムとよばれる強力な汚れにあります。残念なことに歯磨き剤だけではバイオフィルムを完全に落とし切ることはできません。これが、毎日、歯を磨いていてもむし歯・歯周病になってしまうメカニズムなのです。バイオフィルムを除去するためには、歯科医院で定期的にPMTCと呼ばれる”プロによる機械を用いた歯のクリーニング”を受けることが大切です。
Point02
※PMTCでは、頑固な汚れであるバイオフィルム・歯石を除去するだけでなく、歯の着色汚れも除去することができ、歯の自然な白さがよみがえります。また、歯がツルツルになり、お口の中がサッパリします。
※PMTCは、柔らかい特殊な器具を使うので痛みはありません。
定期的なメンテナンスの
効果について
効果について
歯の寿命は定期的なメンテナンスに
左右されます
歯科医院での定期的な予防・メンテナンスを「した方」と「そうでない方」の年齢別の統計があります。
これによると80歳になったときに残っている歯の本数にはメンテナンスを「した方」の平均は15,7本に対し、「していない方」の平均は6,8本と9本近くの開きがでるという結果になりました。
もっと分かりやすく「メンテナンス」をしている場合としていない場合の比較を説明したいと思います。
残存指数と医療費の関係
1人当たりの生涯医療費は、2,300万円。
(半分は70歳以降の医療費)
8020達成者は、70歳以降の入院医療費が
1/5と言われています。
8020達成者(80歳になっても歯が20本以上残っている方)は、そうでない方の入院医療費の5分の1しかかかっていないという事です。つまり、「病院にかかる必要がない=健康でいられる」ということです。
一般の方は「歯が多く残っているだけで、なんでこんなにも違ってくるの?」と疑問に思われるかもしれません。しかし、皆さんが思われているよりも「歯の健康」は「体の健康」に密接に関係しています。歯を失ったままにしておくと、食べ物をよく咀嚼できませんので、消化が悪くなります。また、噛み合わせのバランスが崩れることで、歩行障害、頭痛、不定愁訴の原因となるとも言われています。そして歯を失う原因に多いのが歯周病です。これは心筋梗塞、動脈硬化、糖尿病と密接にかかわってくる病気です。
また、歯科医師としてなによりも主張したい点は、「80歳になっても自分の歯でいられる」ことの素晴らしさです。一般の方々は「歳をとれば、自然に歯が抜けてしまうものだ」とお考えの方がいると思いますが、事実は違います。若いころから歯科医院で定期的にメンテナンスを受けていれば、上記の図・統計にもあるように、多くの歯を残すことが可能となるのです。
歯を失うことの辛さは、実際に失った方でないと分りませんが、事実、生活の質が落ちてしまいます。快適な老後を送るためにも、早いうちから歯のありがたみを理解し、日々のブラッシング、定期的なメンテナンスを生活習慣の1つに組み込むことが非常に大切となります。
「治療の連鎖」を断ち切るために
現在の歯科医療では、むし歯・歯周病の原因が解明されており、どのようにすればむし歯・歯周病にならずに済むのかの予防法が確立しています。むし歯・歯周病になってしまったのには、あなたにそれだけのリスクが存在していたからです。このリスクを減らすことができなければ、治療したとしても再発する可能性は高まります。歯医者でのメンテナンスでは、単に歯石・バイオフィルムなどを除去するだけでなく、あなたのリスクを把握し、そのリスクコントロールのアドバイスも行います。今度は治療ではなく、お口のケアのために3ヶ月~6ヶ月ごとの定期的なメンテナンスをお勧めします。