岩倉市東町仙奈24

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妊娠中のお口の変化

こんにちは!
とても暖かくなり、体が追いついてこないで〜す^^;
今日は妊娠中のお口の変化についてお話ししようと思います。

妊娠すると唾液の分泌量に変化が現れます。また、妊娠初期には半数以上の方につわりが起き、嘔吐をともなうつわりや食べ物の好みの変化により、歯の表面が弱くなることがあります。歯ぐきが腫れたり出血しやすくなったり歯ぐきに問題が起こりやすくなります。
妊娠中は、女性ホルモンの増加によって「妊娠関連性歯肉炎」や「妊娠関連性歯周炎」、「妊娠性エプーリス」といった歯ぐきの問題が起こりやすくなります。ブラッシング時の出血や歯ぐきの腫れを訴える方が多くいますが、適切なブラッシングとプラークコントロールを行えば炎症を最初限に抑えることができ、ほとんどの方の症状が改善できます。
歯周病にかかっている妊婦さんは、かかっていない妊婦さんに比べ、早産や低体重児出産のリスクが5〜7倍に膨らむと言われています。母子健康手帳の(妊娠中と産後の歯の状態)にも歯周病は早産などの原因となることがあるので注意しましょうと書かれています。妊娠中の歯周病は赤ちゃんにも影響する事を知っておいて欲しいです。

妊娠中のお口のケアについて
妊娠中はつわりや食の好みの変化、体調の変化などで、食事が摂れない、あるいは摂りすぎるなど食生活が不規則になりがちです。気分が良い時にささーっとすませたり、食後すぐに水で強めにぶくぶくしたり、キシリトールガムやタブレット、洗口剤を利用するなどして苦しい時期を乗り切りましょう。

ミュータンス菌の(母子伝播)とは?
虫歯菌(ミュータンス菌)は産まれたばかりの赤ちゃんのお口には存在しません。
1歳6ヶ月ごろに奥歯が生える頃になるとまわりの大人の唾液を通してミュータンス菌が赤ちゃんに伝播することがわかっています。
一番身近なお母さんからの感染が一番多いのであらかじめお母さんのお口の中のミュータンス菌を減らしておく事が大切です!
体調が落ち着いたら一度定期検診をおすすめします。
お口を綺麗にしてお母さんも赤ちゃんも健康でいてくださいね!